木質内装材活用事例−和室

和室の内装は、人間が座った時の視線の位置を重視して、デザインする必要があります。和室の光は、障子などを通過した柔らかい明るさですから、木の色や木目の木理の選択に注意しましょう。和室の雰囲気を損なわない、木質内装材の演出が望まれます。

天井に使用した場合
天井材、年月を経ると色が濃くなってきます。あたたかみのある色、うるさくならない木目のものをを選びましょう。床の間の天井は、意匠的に仕上げ材を変え、取り合いのおもしろさを演出する場合があります。

壁に使用した場合 和室の場合は、壁に木を使用することが少ないですが、扉などに効果的に見せることもあります。鴨居や床柱など意匠として利用します。

床に使用した場合 和室の場合は畳が大部分で、木の床への使用は多くありません。床の間の床には、銘木や塗り物を使用します。和室の一部を板敷にして、タンス置き場として利用するものも有効です。



天井:ナラ天然木化粧合板、壁:ジュラク吹付け、床:畳・一部カシュー塗(コンクリート造、戸建住宅)


天井:スギ中杢合板、壁:ジュラク・一部スギ板張り、床:畳・一部ヤニマツ(木造、戸建住宅)

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