木質内装材活用事例−階段
階段は昇り降りするだけ……というのは昔の話。踏み心地、堅牢さなどは、階段の必須条件でありますが、最近では、重要なインテリア部材として欠かせないものとなっております。階段の位置や向き、形状によって部屋の趣がまったく異なりますし、手すりのデザインは、階段のインテリア的要素を一層引立ててくれます。階上、階下へのアプローチを新たな視点から考えてみませんか。階段を構成する段床、手すり壁、手すりのすべてに木は利用されます。段床は、強度が要求されますから、集成材やランバーコア合板の木口に堅木を張ったものを用います。手すり壁はランバーコア合板やリブ状の化粧板で曲線を作るのも楽しいアイディアでしょう。
手すり壁:ナラつき板張リブ化粧版(木造、戸建住宅)
踏み板:ナラ集成材(コンクリート造、共同住宅)
踏み板:ナラランバーコア合板(コンクリート造、共同住宅)
手すり:シナランバーコア合板(木造、戸建住宅)