
函館西部地区で深刻となっている空き家問題に目を向け、同地区の中でも古く伝統的な建築物を活用して、令和2年8月1日(土)に学生や地域の住民の方々約20名と、地域材である道南スギで床板張りを行いました。
なお、この建物は、明治40年築の木造2階建てで、函館市の景観形成指定建築物にも指定されています。

今回は、参加者を2グループに分け、木づかいプロジェクト委員が講師となり、2階5室の床を張替えました。参加者の方には、木工やものづくりの楽しさを学んでいただき、地域材への関心を高める機会となりました。
参加者の方からは、「建物とスギ材の暖かさがマッチしていて良い」などの感想がありました。
現在、この建物は、学生等のシェアハウスとして活用され、地域活性化や定住化に寄与することが期待されています。

取組の目的
渡島総合振要局では、道南スギをはじめとする地域材の新たな利用方法の検討及び普及PRを行うとともに、地域材を活用したデザインを学ぶ場を提供するため、各異業種で構成される委員会「木づかいプロジェクト検討委員会」により「みんなで拡げる木づかいプロジェクト!」を展開しています。
今回の取組では、参加者に建築施工・木工体験を通して木材の良さ、ものづくりの楽しさを味わいながら地域材への関心を高めてもらうとともに、地域資源の有効活用や木材を通じて地域活性化を進める人材を育成することを目的として実施しました。
「木づかいプロジェクト検討委員会」
委員長:高田傑建築都市研究室 髙田傑
副委員長:ATELIER 空間工房 DESIGNSTUDIO 岩本一也
委員:株式会社平野建業 目黒さおり
委員:株式会社ハルキ 鈴木正樹
委員:富樫雅行建築設計事務所 富樫雅行
委員:公立はこだて未来大学 原田泰
委員:株式会社良品計画 安達信彦
オブザーバー:函館市農林水産部農林整備課 森町農林課
事務局:渡島総合振興局産業振興部林務課
Writing:渡島総合振興局産業振興部林務課:大堀 優斗
(※「道産木材2021」掲載)