道産木質内装材の主な種類と使い方−合板
■特徴
木材を薄く切り取った板を、木目の繊維方向が互いに直角に交差するように数枚重ね合わせて、接着剤で張り一体化したもの。反りを防ぐように、矯正してあります。合板製造に使用される芯材は、国外産のラワン材が主ですが、表面の仕上げは国内産のカバ、タモ、ナラ、セン、ブナなどの木目をいかしたものがよく使用されています。
■使い方
木質内装材として合板を使用できる場所は、天井、壁、腰壁など多方面に及びます。910o×1820o(呼称3×6)、910×2430(呼称3×8)1220×2430(呼称4×8)などの規格寸法があり、割付けに注意を要します。突き付け、目透かしなどの張り方があり、目地底の仕上げ・目地幅等により、表情に変化がでてきます。
ナラ天然木化粧合板を突き付けて天井に張っている。ゆったりとしたおおらかな表情を感じさせる。(木造、戸建住宅)
ナラ天然木化粧合板を壁の一部に張ったもの。目透かしクリアラッカー仕上げにして、ドアとの一体感をもたせている。
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